2010年12月24日金曜日

スタンフォード大学見学

本日は、クリスマスイブです。夕方からのパーティー楽しみです。

一昨日、往復500キロ程度離れたStanfordに連れて行ってもらいました。片道約二時間弱の長距離運転でした。Tomお疲れ。



Memorial Church, Education Library Reading Room, Hoover Tower, Stanford Museum
(左上から)

スタンフォードに来て感じたことですが、施設への投資額が半端ないということです。学費が年額38,700ドルもかかる理由がよく分かります。学部卒業するだけで、1500万円近く必要なのはどう考えてもおかしいです。加えて、生活費やアパートの値段Davisとは比較になりません。

この冬休みに、「夏はStanford(かHarvard)で単位とってやる!」と意気込んでいたのですが、あまりの学費の高さに断念しました。学費が豪華絢爛な美術館、図書館の施設維持費に消えることを考えると、無駄な浪費としか考えられません。別にどこでも勉強できる一般的な専門を学んでますし・・・。Davisだと夏、2500ドル程度で勉強できます。スタンフォードは1万ドル超えますからね。あほらしい。ちなみに、わずか6週間かそこらで1万ドルですからね。日本の大学だと、夏休みの講義は無料ですよ。勉強し放題ですね。

Stanfordの経済卒でInvestment Bankに勤めるとかよく聞く話ですが、20代で3000万とか4000万を超えるらしいですね。優秀な人間は、それくらいもらってしかるべきかもしれません。とにかく、お金の回り方が日本の大学周辺とは比べものにならないということは分かりました。

いろいろ、考え巡らして、では、日本の大学とUCのEAPみたいに交換留学制度を結んでいるところはあるのか色々調べましたが、やはり皆無のようです。同志社大学にスタンフォード日本センターがありますが、スタンフォードの学生が日本に勉強に来る制度のようです。(しかし、ホストファミリーに月6万の謝礼はおいしい話だなあ。)

もちろん、強烈に優秀ならば米国の大学はバンバン奨学金を出すので、エライ人にはお勧めのスタンフォード大学でした。先日、日本人飲み会があったらしいですが、スタンフォードで勉強しているのはほぼ全員東京大学卒業した人たちだっととのことです。

結論:普通の日本の学部生にとって、カリフォルニア大学のEAPは最高のプログラムである。

2010年12月16日木曜日

持つべきものは・・・

本日は、霧が一面にたちこめ凍える寒さです。夕方から参加する政治運動を見合わせようかと思うほどです。

寒い話は置いて、筑波の留学生の友人からEMSが届きました。

 
クコの実というやつで、生薬として利用されるようです 
お湯と一緒に飲めば体が温まります

「留学生になって初めて留学生の立場が分かる」
筑波に留学生が多くいてよかったなあと感じる今日この頃です。
お金目当てでない留学生チューター(*)が増えると、筑波大も楽しくなると思います。


持つべきものは、積極的で学問に熱意のある優秀な留学生の友人だと痛感します。そういえば、こちらでも友人は留学生ばかりです。俸給もらいながらPh.D取ろうとしている人たちです。

*留学生チューターについては、掲示板に募集がかかるので興味のある方はぜひ登録して下さい。

2010年12月12日日曜日

デービスの気候について2

2ヶ月前に、気候の記事について書きましたが、11月中旬に入ってから状況が一変しました。雨期に突入したわけです。そこから、一週間のうち二日は必ず雨が降るようになり、気温もぐっと下がりました。日本の梅雨とは違い、小雨がぱらぱらと断続的に降るような状況です。

灰色の季節です


気温は、0から15度くらいのレンジでとどまっています。しかし、この一週間は非常に温かく、15度を維持しています。今も半袖で文章を書いています。

筑波時代、Berkeleyに留学していた友人に
「カリフォルニアはコートがいらないけれど、それなりに冷えるよ」
と教えてもらっていたのにもかかわらず、ロングコートを購入してしまったことは痛恨の極みです。実際、気候の点は彼女の言うとおりです。

確かに、コートは必要なさそうです。おそらく東京の冬よりは暖かいと思います。こたつが恋しいということはありません。雹は降りますが、雪は降らないようです。

雨期は3月まで続くそうです。はやく、晴れ晴れとしたカリフォルニアに戻って欲しいと祈るばかりです。

アメリカ人、アメリカという国

「授業が楽しいよ」
「留学で成長できるよ」
「いろいろな人と出会えるよ」
「日本のこともよく考えるようになるよ」
など、世間の留学生ブログ(私も含めて)は、良い事しか書きませんが、たまには米国のネガティブキャンペーンを行います。

さてさて、米国の学生(学部生+コミュカレ生)事情を中心に、今回は書きたいと思います。私は現在2人の学生(一人はコミュカレ生)と一緒に4BRアパートをシェアして住んでいます。1人目は、諸事情があって出て行きました。

そこで、米国人学生の生活を目の当たりにしているわけですが、まず彼らの食事は本当にひどいです。というか、よく生きてるなと感心します。3人でシェアしている冷凍庫の中をご覧下さい。

本邦初公開、アメリカ人の冷蔵庫
所狭しとピザやチーズ、ハンバーグなどの冷凍食品が詰め込まれています 
もちろん、ヘルシー志向の私は冷凍庫は使用しておりませぬ

「嘘だろ」と思われるかもしれませんが、実際、大半のアメリカ人の食生活は、即席物でしめられています。ピザ、ハンバーガー、スパゲッティ、タコス、サンドイッチが本当に主食だったと言うことに驚きました。どおりで頭おかしい奴がおおいわけだ。

別に私が食べるわけではないのですが、見ていてpretty disgustingです。ちなみに、私がここで述べている一般的な学生というのは、西欧系の白人を指します。みなさんが想像する連中です。

彼らは、大学内でも大暴れです。ラジカセ肩に担いで、大爆音をならす輩とか普通にいます。日本で、携帯電話が鳴ったの鳴らないだので口論になり、電車が止められる事件があったと思いますが、そんなことでイライラしていたのでは、こちらではノイローゼになってしまいます。

いきなり、スケボー担いで私が座っている席に来るなり、
「この椅子使って良い?」
「いいよ」
 5分後・・・
「勉強してるのがうざいからいいや」 
って言い残してスケボーで帰って行くヤツとか、もはや意味分かりません。


また、諸事情があった住民がまだ家にいたころ(9月中旬から10月中旬まで)、アパートに戻るとそこは異次元と化していたことがありました。

新しく購入したと思われるスピーカーシステムで、ディスコミュージックをガンガンならし、ドンチュドンチュという音と共に、若者10人がせまいLiving Roomでたむろしていました。おい、酒場やディスコに行けよ!

もうね、アホすぎてため息が出ましたね。夜中の2時とか3時まで平気で大声でしゃべりまくるし、頭おかしいとしか思えませんでした。ちなみに、その諸事情男が出て行くまで毎晩、このような状況が続きました。

まあ、諸事情って言うのは、その男が暴行事件を起こして監獄に入り、結局UCを退学しなければならなくなったということです。26歳のSeniorで、このFALLをきちんとしていれば卒業できたものの、なんともアホな男です。まあ、アメリカ人からしたら、別段普通なんでしょうけどね。

その男がいなくなっても、コミュカレのティーンエイジャーが毎日のように友人を呼んで、騒いでいます。ThanksGiving時に購入したと思われる大型スピーカーを部屋に設置し、爆音でトランスミュージックを聴いています。バチバチドンドン、みんな大好きなようです。どおりで頭おかしい奴がおおいわけだ。


そいつも、なかなか一般的なアメリカ人のようで、ガールフレンドが夜中2時に「ピンポーン、ビー」とインターフォンを鳴らします。で、玄関で口論を始める始末です。幸いなことは、部屋が分かれている点です。一部屋二人という状況を想像するだけで、ぞっとします。

さらに、米国人学生は非常にarrogantです。おそらく日本人から見たらということになるのでしょうが・・・。いきなり話しかけてきて、???な状況が続くと怒り出します。世界に英語以外の言語があるということを知らないようです。おそらくこれは、一般的な日本の学生にも当てはまりますが、一言語しか話せない人はEthnocentrismに陥りがちな気がします。

では、アジア系アメリカ人はどうかというと、かなりマシな部類に入ります。とくに、両親が英語をあまり喋れない中国系アメリカ人は、留学生に対し理解があるように感じられます。それでも、気を緩めてはいけません。一部を除き、彼らは、やはりピザばかり食べているアメリカ人ですから。
 
米国人学生で筑波に留学していたMが、
「アメリカ最高、肉とか超うめーし」
「日本のせせこましい料理で腹一杯になったことないし」 
「まじ、あのアメリカンビーフ食いてー」

とか述べていたことを思いますが、本気でいってるんですか??と、いま振り返っても背筋が凍ります。

何が、Japan sucksだよ。SafewayとかWalmartとかで満足できるとかどんだけ文化レベル低いんだよ。歴史のない国なだけありますね。だいたい、百香亭で「もう食べれないよー」って言ってたのはどこのどいつだ。たいがい言っていることが、矛盾してるんだよ。さすが、成長ホルモンを投与しまくった牛を食べて育っただけの事はあります。

悪口を言えばきりがないアメリカです。アメリカは勉強する点においては、最高の環境ですが、面倒な人が多すぎます。教育機会に恵まれた人が多く滞在するデービスでこれだから、ほかの街は一体・・・、と思う気分悪くなります。

アメリカナイズという言葉がありますが、本物になることはあり得ません。本物を味わいたければ、こちらに来て下さい。コーラも微妙に味が違っておいしくないですからね。なんか、甘すぎてすっぱいねん。ビバ!アメリカ!

デービスの物価、生活

3ヶ月の生活で、一体どれだけお金が掛かったのかを書きます。もちろん、人によって出費の仕方は大きく異なることは事実です。動き回ると、出費がかさむのでつくば時代より倹約している事は確実です。


Penny、Nickel、Dime、Quarter

ちょうど3ヶ月の出費は、ちょうど3500ドルでした。内訳はだいたい以下の通り。

家賃:1200ドル(1ヶ月目は無料)
食費:800ドル
服、鞄:400ドル
教科書:300ドル
ホテル代:200ドル
家具:200ドル
携帯:100ドル
交通費:100ドル
自転車関係:100ドル
大学オリエンテーション費:100ドル

幸いにして、EAP生は大学にお金を納める必要がない(初回オリエンテーション費を除く)ので、この金額が生活費になります。現在1ドル=85円なので、円換算するとだいたい約30万程度でしょうか。

初期投資を含む月もあるので、月10万円以下で暮らしていることになります。米国の住居は日本のアパートのように敷金、礼金など意味不明な題目で初期投資が嵩むことがないので、助かっています。つくば時代、家賃の高いアパートに住んでいたのですが、初期投資だけで25万円以上した覚えがあります。


こちらでは、家賃を低く抑えようと思えば、月2万円近くまでになると思います。ただし、Living Roomに住まされたり、一部屋3人になったりと快適な生活が送れるとは思えませんが・・・。

家賃の次に出費が嵩むのが、食費です。食事については、別の記事を用意しますが、ほんとに期待しない方が良いです。高くてまずいというのが一般的です。だいたい、一週間で50~70ドルくらいの食費がかかります。加えて、友人とレストランに行くことがよくあると思われるので、その場合、1 mealにつき10ドルくらい必要です。

学生が多いのに、お金のない学生をカモにしたレストランが多いことに気づきました。例えば、フランチャイズ経営をしているベトナム料理店のメニューは、サクラメントのそれよりデービスの方が2ドルほど高く設定されています。とんでもないですね。

それと、残念な事にUC Davis(というか、米国の大学)には、日本のような学食がありません。MUやSiloで5~8ドル程度のピザやタコスやハンバーガー、Standard American Diet、通称SADが売っていますが、体に悪そうなので、控えた方が良さそうです。私は、たいていランチボックスを持って行ってます。

衣服についてですが、私は利用していませんが古着屋を活用すると2-3ドルでシャツや靴が購入できます。質は、まあそれなりのようです。あまり期待してはいけません。

そもそも、米国では貧乏でも「快適に生活する」という事は、極めて難しいと言わざる得ないでしょう。マレーシアやフィリピンが生活という点においてはどれだけ楽しかったか、懐かしくなります。アメリカ最高と吹聴していた、M(私がTA担当)は嘘つきだと認めざるを得ません。

備えあれば憂いなしと言うので、最低100万円は用意しておくとよいでしょう。勉強に支障のない程度にアルバイトに励んで下さい。

教授の評価

米国は順位付けが大好きな国です。Rolling Stone MagagineのThe 100 Greatest Guitarists of All Time、CNNのFortune Global 500、TIMEのALL-TIME 100 Moviesなど様々な分野でランキング付けが行われています。

エンデの『モモ』の灰色の男というのは、まさにUSAを指している気がします。とにかく、数字好きです。しかもそれを押しつけようとする。数学ができない人が多いのに皮肉ですね。

ということで、大学教授たちも、この評価システムから逃れることが出来ません。大規模な評価を行っているサイトにRATE MY PROFESSORSというWEBページがあります。米国6千の大学、100万人の教授の授業力が列記されています。

大学ランキングなんかより実際に役に立ちます

評価は、Overall quality、Helpfulness、Clarity、Easiness(、Hotness)の4項目で5段階に分けられます。

FALLに受講した一科目の教授

みんなの意見は割と正しいらしく、高評価の授業をFALLに受講しましたが、非常に分かりやすいコースばかりでした。日本では、講師個人の評価が公に晒されることは多くないですが、このようなシステムをぜひ導入して欲しいです。

というのは・・・。

"
教職の授業を受けているが、僕は心配している。教科書をなぞるだけの教授と、退屈で半分以上寝ている学生。まさに授業を「やってるつもり」「受けてるつもり」。こんなんじゃ日本の教育良くならないよ。もっと先生になるのに必要な事ってあると思う。本当に保守的。
"

教育活動に熱心な友人のツイートを思い出したので、ここに記します。 日本の大学教育について、偉そうにもの申す立場ではありませんが、自分の専門を除いて授業が面白くなかったことは事実です。

FALL終了

一昨日、ファイナルが終了しました。そして、本日で米国生活3月目となりました。
今日は、時間がたっぷりあるので、記事を複数作ってみようと思います。

本稿は、質問の仕方について述べたいと思います。

今学期、最も悔やまれることは全てのコースでTAをほとんど活用しなかったということです。というより、活用の仕方が分からなかったと言った方が正確かもしれません。何が分からないかも分からない状況+質問の仕方も分からないという、勉強につまずく中学生と同様の状況に陥ってしまいました。

他の日本人留学生に、絶対TAを活用した方が良いと言われ続けていたのにも関わらず、何となく質問しに行く気になれず、躊躇してしまいました。

3ヶ月で気づいたことですが、ちんぷんかんぷんでも、兎に角発言することが大事です。例えば、こちらの学生は、「それ前いったでしょ。というか教科書書いてるでしょ。」といった内容でも所構わず質問します。おそらく学生の立場からだと、「いや金払ってるの俺らだから」ということなんでしょう。

教授も、「授業で言ったでしょ。教科書読みなさいよ。」みたいな発言は一度もありません。学生と教授が対等な位置関係にあるのがよく分かります。日本の場合、大学受験の予備校ですら、講師がこのような発言をしまくる状況でしたので、講師>学生のヒエラルキーが存在するのは明確です。

そのような文化で育った私は、つい教授や講師に壁を感じてしまいます。というより、教科書に書いてあることが、実際多いので質問する必要がないといえば無いのです。

しかし、テストを終えた今、これではダメだと痛感しました。確かに、現在のリーディング力と講義の理解力でも、テストで点をとれることは取れますが、
高得点≠知識の定着≠説明力
という事に気づきました。やはり、テストのために覚えたことは忘れやすく、また、概念を説明できるかどうかとテストの点数は関係がないように思われます。

ということで、TAのオフィスアワーは、「この概念はこういう例で正しいですよね。」という形の質問を持って行くべきだという結論に達しました。こうすることで、説明力も身につき、アウトプットによる知識の定着がはかどる訳です。

2010年12月3日金曜日

成績返却

早速、一科目の総合評価が返却されました。

筑波大学では殆どの科目が A評価だったのですが、こちらは噂通りに厳しいです。順位のパーセンタイルが72%で、ぎりぎりB(+)[つまりGPA3.3]という結果でした。

すぐにSmartSiteに成績が反映されます

一週間後にファイナルが残されていますが、98か100点を取らないとA(-)[つまりGPA3.7]になりません。次回は、本一冊(500P)から丸々出題されるので、とても98点をとれる自信はありません。

ちなみにA[つまりGPA4.0満点]を取るには、平均93点以上必要です。また、A+[同じくGPA満点]を取るには平均99点という、恐ろしい程高いハードルが設定されています。
平均点はどうやらC+[GPA2.3]のようです。GPAを3以上維持しないといけない交換留学生には、ビクビクものです。

この教科は、自分のメジャーの選択科目になり得るので、A(-)が欲しかったのですが、英語での初講義で聞き取りが悪く、EXAM1の成績が足を引っ張ってしまいました。仕方ありませんね。

筑波大学で勉強している学生は、留学生に交じって英語で授業を受けることをおすすめします。筑波大学では、沢山の外国人教授が教鞭取り、英語で専門科目を勉強できる機会が沢山用意されているので、それで地ならしをすべきです。私は、英語嫌いのおかげで、こちらに来るまで一度も英語の授業をとらなかったことを大変後悔しています。

- - -

虫酸をもよおすほど矢鱈アメリカ留学を勧めるブログで書いてあったことを今、唐突に思い出しました。そのブログに、日本人留学生の殆どが、GPAを3以上維持するのが困難だという見解が述べてありましたが、ここで否定させていただきます。少なくとも筑波の一般的なレベルの学生が留学すれば、よほど手を抜かない限り、Bを維持できないことは無いと思います。

というのは、私は下から2、3番目くらいの成績で、今のメジャーに入学した口です。周りの学生の頭の回転スピードにいつも驚かされていました。そして、彼らは確実にUCの一般的な学生より頭脳明晰です。本当に羨ましいほど能力を持っています。

某私立大学に転任した前クラス担任と、2週間ほど前に電話しました。25年近くアメリカにいただけのことがあって、こちらの事情に非常に詳しい方です。そのお方が、本当に筑波の学生は能力が高かったとおっしゃっていました。

 - - -

話がトピックから大分ずれましたが、なんとか無事に一科目を終えられました。残り二科目の試験勉強に全力で取り組みます。

2010年12月1日水曜日

スタンディングオベーション

今日から師走ですね。
ファイナルを一週間後に控え、試験勉強が忙しくなってきました。

さて、今日は一つ、非常に感動したことを書きます。

こちらの最後の授業についてです。
私は、Fallは3つのコースを取っているのですが、二つの授業が本日で終了しました。
どちらも講師の熱がこもった、緻密にオーガナイズドされた授業でした。

聞いていた通りですが、欧米の学生は感銘を受けたレクチャーの最後で、盛大な拍手を講師に送ります。学生も講師も真剣に授業に取り組むので、授業の終わりは特別な儀式のようです。

500人近くの学生をマネジメントしたコースの講師には、なんと歓声を含むスタンディングオベーションが巻き起こりました。

今まで、日本の教育現場でこのような現象が一切見られなかったため、大変感動しました。日本でも、某シンポジウムで元物理学類長の中井先生がおっしゃっていたいましたが、先生が学生の時分、教職の講義で盛大な拍手が起こったとのことです。

聴衆を感動させることができる講師はなかなか希有な存在なんでしょうか。日本で、なかなかこういう現象に出会えないのは、言語の問題が大きい気がしますね。英語は、本当に表現力が高いと思います。これについては、後ほど記事を書くつもりです。

それにしても、拍手の5秒前にこのクリップ(*Sexualityの講義のため:Avenue Qの挿入歌の替え歌)を爆音でホールに響かせる教授はさすがです。メジャーとは直接関わらないですが、LGBTの学生やFBIのオフィサーの話も聞くことができ、この講義を受けられただけでも、米国に来た価値があったと感じました。それにしても、すごいリベラルだ!

2010年11月19日金曜日

授業料上げる前に・・・

最近、また学生のプロテスト活動が盛んになってきました。来年に授業料が8%値上がりするそうです。Who's University, Our University.と怒声がキャンパス中心に響き渡っています。

学生の言い分としては、授業料上げる前に、警察なんか無くして経費削れよ。ということらしいです。 地面に、Cop off campusという落書きがされていました。

一体なにを取り締まっているのか?

警察に加えて、軍が学内に入っていたり、ヘリコプターまで出動したり、もはや意味不明なことが多すぎます。

チョッパー飛ばす前に経費削減して下さい

加えて、学生証がUS Bankと提携(登録すればATMカードになる!)していたり、Taco Bell Express、Pizza Hut、Carl's Jr.やスターバックスが学内で営業していたり、大学が学生から金を吸い取ってビジネスをしているとしか考えられません。
 そんなこんなでカオスな状況の中、学費は6年でほぼ倍になりました。ちなみに、去年は32%値上げされ、バークレーで大規模なプロテストが起こりました。にもかかわらず、政府からの資金援助が大幅に削られたということで、来年にさらなる値上げを行うらしいです。

National Center for Education Statisticの統計によれば、州立大学の一年の授業料が$6,319なので、UCの授業料がどれだけ高額(約二倍)かが分かります。

前回の記事にも書きましたが、EAP枠が縮小されるのも無理ありません。ここで裏話ですが、私が筑波にいたとき、Budget Cutは個人レベルでは大きな影響はないということを担当の先生から聞かされました。いやいや・・・。EAP生用のESLが無くなったり、英語のテストがなくなったり、様々な部署が閉じられたり、バークレー行きのバスが少なくなったり、影響大ありですよ。

もし、私がアメリカ人だったらこれだけBudget Cutされると、奨学金でも出ない限り、敢えてUCを選ぼうとしませんね。理由は図体がでかいだけで、それだけ学部生への教育が充実しているとは思えないからです。

UCは大規模な研究機関です。ランキングに惑わされない大学選びをおすすめします。

ということで、来年から筑波大学からCalifornia State Universityへの交換留学が可能になりました(ソース)。もし、様々な事情でUCに行けないのなら、カリフォルニア州立大学に行くという手も候補になりました。教育レベルはそれほど変わらないと思われます。ぜひ検討してみて下さい。

2010年11月17日水曜日

Washington Program

UCが最も力を注いでいるプログラムの一つであるWashington Programへ応募しています。本プログラムは、各UC Schoolから10名程度の学生を首都のD.C.に派遣し、約三ヶ月のインターンシップを提供しています。

J.P.モルガン、IMF、Department of Commerceなど世界的に知名度のある企業、国際団体、官公庁にインターンシップを行いながら、D.C.のUCセンターで教授の下でペーパーを書く経験ができます。春、夏、冬と各クオーターで単位を取りながら、実地体験ができるすばらしいプログラムです。本プログラムのために、UCに来るというのも、EAP生はアリかもしれません。それだけ、価値がある内容です。

本プログラムの存在は、ICUのUCセンター 主催の説明会で、名前を知っている程度でした。しかし、行動力抜群の友人に触発され、ダメ元でも良いからアプライしてみました。書類で落とされても、エッセイやExperiencesを書くプロセスが勉強になると思ったし、何よりせっかくの機会なので思い切って挑戦しました。

エッセイの構成が良かったのか、我が筑波の大先生の推薦状が功を奏したのか、時の運か・・・、とにかく真偽は分かりませんが、本日、書類審査は無事通りました。

月曜日に、面接があります。このような機会を利用して、フォーマルな形式のコミュニケーションの涵養を図りたいと思います。週末に、アメリカ人の友人に付いて面接の訓練を行う予定です。

2010年11月14日日曜日

ただの学生になりたくない 動け!

久しぶりに(私の中では一番)優秀であろうと思われる学生に会いました。彼は、SF Stateからのトランスファー生ですが、考え方が本当に面白いです。あらゆる物事に博識です。そして、勉強しているだけでなく、実際行動しようとする最も尊ぶべき能力を備えています。

本気で、来期、もしくは春クウォーターまでに、学生をアレンジして政党を作ろうと考えているそうです。Political Scienceを「ただ勉強」するだけじゃなくて、実際動いてみようという意志がびしびし伝わってきました。昨日と本日にUN Model Conferenceが開かれ、それに参加したそうですが、そこで殆どの参加者は単にメジャーがポリサイだから勉強しているだけという印象を受けたそうです。


会議室
 
バークレーのアナーキストとは違って、きちんとPartyを組織するという考え方が、大人だと感じました。学生を集めるために、まずはアフガンやイラクの反戦フィルム上映会を学内で実施します。クラブを作るには50ドルを大学に納めるだけでよいそうです。アイディアが実行に移される過程は、本当にわくわくします。全世界にこういう仲間がいると思うと人生が楽しくなります。

2010年11月13日土曜日

大学の教育

久々のブログ更新です。今日で、渡米丸二ヶ月が経過しました。

今回は、こちらの大学教授がどれだけ学生のことを考えているかを書いてみます。

UC Davisには受講中の授業全般を管理する特別なサイト、SmartSiteがあります。筑波大学にもTWINSという似たような管理サイトがありますが、内容の充実度が全く異なります。このSmartSiteではLecturerに直接チャットで質問が出来きます。


 ネコがいたずらをしたそうです

それだけでなく、このサイトでは毎週授業のPDFや論文がアップロードされます。更に、重要な告知が山ほどメール+このサイトで報告されます。

そのメールの内容がどれだけ学生のことを考えているか。Human Developmentコースの告知メールを和訳して紹介したいと思います。

みなさん こんにちは

みんなよく勉強している(ハードじゃなくてね)と期待しているよ...教材は単に覚えるんじゃなくて理解するようにつとめてね。理解すればテストで良い点がとれるでしょう。テスト問題は、知識を応用するものです。

授業中の告知を見逃した人のために言うけど、テストは全部選択式問題で、記述はありません。テストの問題数は君たちの学習のために答えられないけど、というか、どんな問題がでるか推測すると思うけど、あまり意味がないよ。解答時間はいっぱいあるから、焦らないでね。

もう一つ、授業に出なかった学生に言うけど、テストはSTIからSOまでで、SC/SSは範囲外です。でも、SC/SSは次のファイナルには出るよ。水曜日のFBIの人のプレゼンテーションを聞き逃した人には、出席した友人に教えてもらってね。すごく頭を使うレクチャーだったから、もったいなかったよ。

テストに向けてよく勉強するっていうのはね、ノートを復習してテキストをもう一回読んでみるといいでしょう。PDFでアップしたスタディガイドは暗記じゃなくて、理解の確認を意識して構成しています。君たちみんなが、スマートサイトのチャットルームでお互いに助け合って、内容をよく覚えられるようにすることを強く勧めるよ。スタディガイドの質問にちゃんと答えられるんだったら、良く理解しているって事で、もしそうでないなら、自分自身の説明と考えをまとめると良く覚えられるでしょう。

前のテストの結果を言うと、中央値はBで、これって、500人近くいる学生の中でクラスのちょうど半分がB以上を取得したって事で、クラスの半分がB以下を取得したってことも意味します。前のレビューセッションは、200人を超える学生が参加したんだけど、これが平均を上げた一つの理由でしょう。

だから、リマインダーを書きます。
明日(11月14日)、レビューセッション、午後4~6時、194CHEM
クリッカーを忘れずに持ってきて下さい。

明日は、定期的にチャットをチェックするけど、前回みたいにチャットレビューセッションを分けることはできないよ。だから、みんなお互い助け合ってください。確認するけど、成績は相対評価じゃないから、お互い助け合っても成績に傷はつかないよ。

グッドラック、よく勉強してね。ハードに勉強するんじゃなくてね。たっぷり寝て、健康的なものを食べて、散歩に出ましょう。

Regards

本当に、学生のことをよく考えているというのが伝わってくるメールです。

教授だけでなく、こちらの学生は日本と比較にならないほど学習に熱心です。500人近くの講義でも、居眠りしている学生はほぼ皆無で、日本の大学のように、授業をしている様に見せかける講師と授業を聞いている様に見せかける学生の構図はありません。

合理的なもので、面白くない授業には学生が来ません。そして、学生がこなければ、講師は首になります。ここらへんは、権威に巻かれる日本人(東アジア人全般?)と合理的な欧米人の違いなんでしょうかね。非常に興味深いです。

日本と異なり、Undergradの授業でもとても面白いです。勉強が楽しくなるような動機付けをたくさん用意してくれています。 日本の大学教育に幻滅したら、こちらに来て下さい。そして、帰国して日本に貢献しましょう。

2010年10月31日日曜日

十月最後の投稿 ハロウィーン

昨夜は、日本人のExtension生が主催するハロウィーンパーティに行って参りました。



はじめて、日本人がホストのパーティに行きました。総勢で60人近く集まっていたでしょうか。韓国人、アラビア人、中国人、メキシコ人など多種多様な国籍の人に会えました。場所は私が渡米二日目に宿泊したBest Western-University Lodgeでした。

友人のBlogに書いていますが、日本人のパーティは欧米人のそれに比べ落ち着いています。私は、日本人のパーティの方が個人的には好きになりました。筑波大にいたときから、欧米人のパーティー文化にはよく行きましたが、こちらでも同じようなパーティが至るところで開催されています。
どんちゃか、どんちゃか、トランスが鳴り響く薄暗い部屋でお酒を片手に踊りまくるタイプです。 

今回の日本人のパーティは、大音量が流れている環境は相違ないのですが、ゆっくり座って話しをすることができました。やはり、こういうところに文化の違いが表れますね。

2010年10月30日土曜日

Hanging outは情報の宝庫

最近、デービスはHalloweenとGiants優勝間近なので活気に満ちています。ということで、はやくも2nd midterm examsが来週の木曜に控えていますが、昨夜は友人とdown townに繰り出しコミュニティのあり方について語りました。

 鰻丼を食べながら
 
丸善代表の小城さんがソーシャルアントレプレナーの卵を前にして語っていたとおり、お金では解決できない社会問題が多くあることを再確認しました。

  • Martin Luther King High Schoolを例にしたフリースクールのあり方
  • 国際開発団体による途上国開発と先進国の街作りの類似点
  • 日本の学生コミュニティと米国のコミュニティとの相違
など、話題はどんどん飛躍し最終的にTEDのクリップに移りました。

一つは、ホアキム・デ・ポサダの、マシュマロはまだ食べちゃダメというクリップでした。

スタンフォード大学の心理学の研究者が、4歳の子どもにマシュマロを一つ渡して、15分間我慢できればもう一つ貰えるという実験を考えました。 その後、我慢できた子どもとそうでない子どもを追跡調査すると、前者があらゆる面で人生を豊かに送っていたということです。

目の前の事にとらわれないで欲望を抑制する力が人生を豊かにする、という当たり前のことを述べています。ただ恐ろしいのは、この実験はその力が4歳までに固定されてしまうという可能性を示唆しています。

  マシュマロ中毒に陥っている子どもの映像は爆笑ものです

もう一つは、 レイ・ザハブが南極点まで歩きますというビデオでした。

子ども達に「オゾン層破壊の事実」と「不可能なことはない」という事を伝えるために、南極に渡ったレイは、約1000kmをリチャードとケビンと70Kgのソリをひきながら33日かけてHercules Inletから南極点を踏破しました。33日のトレッキングの間、ブログで世界中の子ども達の様々な質問に答えたそうです。

このビデオは、必見です


友人とHangingoutすることで、このような素晴らしい情報が手に入りました。そして、情報の格差が機会の均等を崩しているという事実に気づきました。

情報の受け渡しは、
  • 伝える人が、どれだけ聞き手をインスパイアできるか
  • 受け取る人が、どれだけ話者の話を真剣に聞くか
この二つに集約されるという真っ当な結論に至りました。

日本にいた頃、私の周りには「自分で調べろ」という人と「ふーん、そうなんだ」という他人に無関心な学生が多かった気がします。こちらでは、様々な情報を発信している学生が多く、刺激に富んだ毎日が送れています。

2010年10月24日日曜日

ベイエリアから

昨日は、AmtrakとBartを乗り継いでベイエリアに政治的なにおいをかぎに行って参りました。往復で50ドルも交通費取られました。つくば―東京の比ではありません。

まず、最初に向かったのは2009年の正月にBART Policeに殺害されたOscar Grantの不当裁判に対してのProtest場面でした(Shooting of Oscar Grant)。この抗議活動は、オークランド19th street, City Hall前で行われました。

報道陣も詰めかけていました

雨の中にも関わらず150人ほどの観衆がレイシズムを非難するスピーチに歓声をあげていました。かのキングが活躍した時代のBlack Panther Partyの勇士が、スピーチしていたのには感動しました。にしても、オレイトするの、ものすごく上手です。

その後、近くのとある結社のオフィスに呼ばれました。Spartacistという40年前に死に絶えたはずのトロツキズム思想を根底とする団体でした。



そのオフィスで長々と中国のCommunistとNationalistの歴史を聞かされました。なんというか、40年前の日本の大学で行われていたマルクス勉強会に参加した気分でわくわくしました

それにしても、日本版の印刷物の文調がシーラカンスそのものですね。
「-彼らの子どもを学校に通わせるお金すらないのである!」 
「労働する者こそが社会を支配しなければならない!」
- - -

さて、この秘密結社を出て、政治活動の中心地Berkeleyに行くことにしました。

 Bay Area Rapid Transit

 オークランドからバークレーまで電車で10分。すぐに着きました。革命書店(Revolutional Book Store)に向かいました。途中でCal生に会って政治的な話をしました。ただ、何を言っているのかさっぱり分からなかったので、内容は割愛。

バークレーで行われる革命週間のビラを店主から渡されました。来週から、Revolutional Weekだそうで、ぜひバークレーに来てくれとのことでした。特に火曜日のBPのオイル事件の話に来いと発破をかけられました。

さて、友人が書を手に入れた後、雨で体が冷えたのとおなかが減ったので、近くの韓国料理の店に入りました。


 友人は、農学を専攻するChinese-Americanで、政治的な話に非常に詳しく、日本のオウム真理教まで知っていたのには驚きました。やたら本を読んでいるみたいです。

食後は、多くの敬愛する方が通われたUC Berkeleyのキャンパス内にのり込みました。

幻想的な雰囲気のクロックタワー


バークレーは思い入れのある大学です。憧憬するバークレーの存在がなかったらいまのUCD生活はなかったことでしょう。米国の大学で勉強するとは、周囲の世界と深く関わっていくことなんだ。そういう気分にさせてくれる環境がここにはありました。自分たちの人生は自分たちで決める。夕刻を告げる鐘を聞きながら、Let there be lightの意味を考えました。

ベイエリアは今日も市民の自立を望んでいるようです。

2010年10月23日土曜日

世界最大のとうもろこし迷路 45エーカー

昨夜はギネスブックにも載っているDixonのCone Mazeに行って参りました。入場料は10ドルでした。真っ暗な迷路をひたすら懐中電灯で照らしながら、抜けきるという単純明快な遊びでした。

 45エーカー(20ヘクタール)にも及ぶコーン畑

暗闇の中、複雑怪奇な迷路を抜けるのは至難の業です。 途中で、Star Bucksというポイントがあり、みなそこで珈琲が飲めると思ってウキウキしていたのですが、単なる橋の名前でした。ここが中間点になるそうです。


 結局、2時間程度歩いた後、仲間の一人が持病の腰痛を起こしたので、むりやりコーン畑の中をかぎ分けて直線距離でかえりました。山道と違い同じような道が延々と続くので、あまり面白い物ではありませんでしたが、貴重な体験ができたと思います。

2010年10月18日月曜日

テストについて

カリフォルニア大学デイビス校は、10週間のクオーター制を採用していることは以前に述べました。このわずかな期間に、1コース600頁近い教科書を読まされます。この短期間の膨大なリーディングの理解度をチェックするため、頻繁に中間テストが行われます。

(第一週、二週) →中間テスト1→(第四週、五週)→中間テスト2→(第七週、八週)→中間テスト3→まとめ→ファイナル

フローチャートを作ると、このようになります。

テストの様式は、Scantronというマークシートを塗りつぶすものです。これは、大学が無料配布しておらず、ブックストアで一枚15セントで購入しなければなりません。

 通称Blueと言われるマークシートです

300~500人の学生が一斉に受験するので、このようなマークシートが使われるのでしょう。テスト問題は、不正を防ぐために三~四種類作られます。テストによって難易度がばらついていても別に気にしないようです。

評価は筑波大学に比べると遙かに厳しく、9割以上でA、8割以上9割未満でB、以下同様にC、Dまでグレードが分かれます。

早速、1コースの評価がかえってきましたが、ちょうど8割でした。自分自身のリスニング力の低さを呪いました。授業を完全に理解しなければ、9割には届きそうにありません。次の中間テストに向けて、また大量のリーディングが始まります。

2010年10月17日日曜日

初雨 デービスの気候について

レヴューセッションが1時からあったのですが、雨が突如降っておうちに引き返してきました。明日は、独学でテストを受けるしかありません。


大粒の冷たい雨です

渡米したのが、9月13日だから1ヶ月以上の間、「雨」という自然現象に出くわすことがありませんでした。デービスの気候は驚異的です。

デービスは、夏は乾燥して非常に暑いです。冬は雨期のため多雨だそうです。昨日の友人の話によると、冬は雪こそ降らないけれど、風が猛烈に強く冷たい雨が体にしみるそうです。


1ヶ月過ごしてみて、だいたい下記のようなイメージができあがりました。
朝:10~20度くらい かなり冷え込む
昼:25~38度くらい 日差しが強烈で、「からっとした暑さ」という表現がぴったり
夜:15~25度くらい 日が沈むと一気に気温が下がります

寒がりの私は、長袖が欠かせません。いつも、バッグに入れて持ち歩いています。重ね着できる服で過ごすのがよいです。

日系アメリカ人の集い

本日は、はるばるベイエリアまで車をとばして、日系三世のライブに行って参りました。このイベントは、今年で27年目となるそうで会場には300人近くの来場者が集まり、盛況のうちに幕を閉じました。
 
 ベイエリアで活躍しているソウルシンガーが来ました

 カリフォルニアに日本人の一世が移り住んで、100年近くが経ちました。現在私と同じ位の年齢の学生は四,五生になります。彼らは、完全にアメリカ人になりましたが、日系人同士の絆を非常に大切にしているようです。

 

学生はボランティア要員なので食事は無料でした!

おいしい食事にありつけたことや、コミュニティ形成の一端が垣間見れて、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。人と人との繋がりを大切にするアメリカならではのパーティーでした。

 UCDの仲間たち

2010年10月15日金曜日

筑波大学は大丈夫か

米国にいながらも、やはり筑波大学の事が気になるのは母校愛が強いからでしょうか。以前、とあるパーティで慶応大学から来ている学生に会いました。彼女は、日本の大学に興味がある学生にこう言いました。

"Keio is the best school for sure."

残念ながら、筑波大学には自身の大学に思い入れがある学生は多くないようです。そういう抽象的な感情など、必要ないと言ってしまえばそれまでかもしれません・・・。何か、寂しい気がします。


本日は、Davis Senior High School のホームカミングデイ(学園祭)でした。ダウンタウンを仮装しながらパレードする姿には感銘を受けました。スパイダーマン、バットマン、騎士、お姫様(?)、あの宇宙人(!)など工夫を凝らしたコスプレ姿の高校生が、トラックの荷台に乗って町を回っていました。ホームカミングデイということで、たくさんの卒業生も交えて、自分たちのスクールアイデンティティを確かめ合っていました。

実はこの高校、Davisで最も優秀なHigh Schoolで、地域住人からとても親しまれています。先日この高校に、名古屋大学からリクルータが来たという情報を入手しました。優秀な高校生を確保しようと、名大は英語で授業を受けて卒業できるプログラムを作ったらしいです。

この動きは、名大のみにとどまりません。先日開催された海外インターンシップでは、大阪大学がブースを設けて、学生のリクルートを行っていました。

 海外インターンシップフェアで手に入れたパンフレット

 さらに、京都大学の事務から派遣されている方に、前回の記事にも書いた、EAPパーティで知り合いました。UCDの教育システムを2ヶ月間勉強しているそうです。

このように名だたる日本の国立大学が、UCDに群がる中、筑波大学の「つ」も耳にしません。というより、もっと実質的な問題は、UCDから筑波大へ交換留学できる期間が秋学期のみだということです。日本の大学留学希望者には、ぜひ筑波大学をおすすめしたいのですが、このような状況では不可能です。どうりで、筑波大学でUCD生を見なかったわけです。

筑波大学はG30拠点校の一つとネームばかり強調するのではなく、学生目線に立って国際化を進めなくてはいけないと思います。JASSOから月8万円(日本国の税金)をもらって、その殆どを飲み代に使う留学生ではなく、優秀な学生を足を使って集めるべきではないでしょうか。

また、学生自身も国際化に貢献する必要があります。筑波には、国際総合学類という優秀な組織があるのにも関わらず、留学生のコミュニティが非常に限定されています。国際学類だけに海外の情報が遮断されていることは、G30的に大きな問題です。

私は、筑波大学にいた頃、この事実に大きな憤りを感じていました。どうして、UCの情報が学内で手に入らないのか?UCに派遣された学生の数は、累計100人を超えるのではなかったのか?一橋大学生などは、ブログで内実を公開しているのに、筑波大生はなぜ情報発信しないのか?年間350万円近くの支援を受けているのにも関わらず、学生は帰国後それを大学に還元しているのだろうか?

一体、交換留学で何を学んできたのか?英語か?UCLAやUCBで勉強していたという就職上のアドバンテージか?「留学最高!私ハッピーでした」という単なる自己満足か?日本の大学は、勉強できる環境ではないという優越心か?

先ほどFaceBookで、縁の薄い友人(国際卒)がUCの一校に寄付をしたというメッセージを見ました。なんとも言えない気分になりました。これが、交換留学の成果なのだろうか・・・。

筑波大学は大丈夫でしょうか。

2010年10月12日火曜日

TEACH FOR AMERICAの説明会

「アメリカ」「大学生」「教育」というキーワードで真っ先に思いつくのは何でしょうか?私はTeach For Americaが筆頭に来ると思います。このNPOは、米国の教育格差を解消すべく、ハーバードやスタンフォードなどの一流大学の学生をリクルートし、2年間の教師体験プログラムを全米各地で用意しています。

本日は、そのTeach For AmericaがUCDに来ました。


Free Pizzaの効果もあり、会場には100人近くの学生が集まりました。講師(右側)の方は、東海岸の大学を卒業された方で、2006年からTeach For Americaの活動に取り組んでいるそうです。

彼女は、下記の話を中心に活動内容を分かりやすく説明してくれました。
 
  • 低所得者の生徒は、10人に1人しか大学に行けない
  • ヒスパニックやチカーノの高校中退者がコーカソイドの3倍
  • 講師の学校での成功物語
  • 2万人の同窓生ネットワーク(2015年には4万人を超える予定)

私は彼女の話の中で、次の言葉が一番印象に残りました。
「アメリカの問題を片付けないで、海外に行くのはどうなの!?」
 どうやら彼女は卒業後、専門を生かして、海外で活動する予定だったそうです。しかし、Teach For Americaの活動と教育の現状を知って、生まれ故郷を良くしたいと思い、この世界に関わり始めたそうです。

このように、大きな視点を持って、物事を見られる学生が米国には多い気がします。今の私たち日本人こそ、見習わなければいけないと思いました。Think Globally, Act Locally.

2010年10月9日土曜日

Davisの治安

本日は、来週にある二つの中間試験の勉強のため一日中勉強しておりました。この後も、24h学習室に行き勉強を続けます。

さて、24時間空いているスタディルームがキャンパスにはありますが、そもそも夜中に帰るって危なくないか?と思われる方も多いと思います。

Shields Libraryに併設されている24h Study Room

結論から言うと、男性なら全く問題ありません。夜中の2時でも3時でも、そうそうおそわれることはなさそうです。では、他のキャンパスはどうかと言うと、やはりDavisのようにはいかないようです。現在留学中のSDの友人の話によると、夜中の12時頃に家に戻ろうとした際、ヤンキーに絡まれかけたそうです。なんとか逃げ切ったとのことですが、これからは夜中の外出は控えようと思ったそうです。

もちろん、Davisでも夜中に不必要に外出するのはおすすめしませんが、女性でも夜の11時ごろまで自転車をこいでいる光景に出くわすので、神経質になる必要はありません。

夜中の車はスピードが早いので事故に要注意

治安は良いですが、交通事故は多発しています。自動車や自転車を運転する方は、十分注意して下さい。

(追記)
図書館にはエスコートサービスがあるようです。


2010年10月7日木曜日

EAPのパーティ

本日は、GストリートのWoodstock PizzaでEAPのHanging Outが開かれました。17:30-19:30までこのピザ屋を貸しきりにした大層なパーティでした。


授業料を納めなくてよいデモで迫害されるべきEAP生は、100名以上おり、みなそれぞれのコミュニティでひっそりと暮らしています。それでも、やはり人間。Comfortableな関係があるようで白人は白人、アジア人はアジア人で固まりやすい傾向にあります。


私は物静かな性格のため、パーティがあまり好きではないですが、Free Mealや様々な特典、100人に1人の割合でいるクレイジーな仲間を求め、積極的に参加しています。本日はラッキーなことに、ただでTシャツをゲットしました。





バジェットカットの影響はEAPにまで確実に忍び寄っています。筑波大学では、来年度のUCの募集が先日から始まりましたが、募集人数が三分の一に縮小されています。定員が削減されたことにより、競争が激しくなることが予想されます。

まずは、英語のスコアとできるだけ良いGPAを保持して下さい。留学の目的を具体的に作文できることも大切ですよ。その当たりも、上記のページに書いているのでぜひご覧下さい。そして、EAP候補の栄光を勝ち取って下さい!

学内でのデモ

筑波大学が学生運動を効果的に封じ込めたのは、世に知られるところですが、ここUCDではむしろ学校側がデモを推奨しているかのような光景に出くわしました。

昨今のカリフォルニアの財政状況の悪化による授業料の増額が発端のようです。かの暴れん坊UC Berkeleyでは、昨年大規模なデモが行われました。本日、UCBではなんだかんだで平和なDavisと異なり、かなり大きなデモが開かれているそうです。


Memorial Unionに大きな垂れ幕が掲げられています。その他、様々なクラスで貴重な授業時間を使い、活動家がデモに参加するように呼びかけていたそうです。教授もそれを認めるところが筑波と違いますね。


お立ち台に立って、拡声器を使い、集まった学生に署名を呼びかけています。


隣では、何もないかのように珈琲を飲む学生とその後ろの芝生(East Quad)ではランチタイム恒例のライブ演奏が開かれています。よく分からないカオスな状況ですが、配っているビラは、学内にUS BANKを入れて金儲けに走るUCDを批判した内容になっています。「学生に還元しろ」というわけです。


でもでも、私はなんだかんだでこういうのが大好きなのでした。SFで反戦デモがよく開かれるらしいので、時間があるときに行ってみようと思います。


EAP生はUCに授業料を払っていません。その分、勉強するので勘弁してください。

2010年10月6日水曜日

米国の授業について

米国に来て三週間が経過しました。大学に入学して海外ライフを満喫している私は、オーストラリア、フィリピン、ニュージーランド、台湾、マレーシアとあわせて三ヶ月以上生活してきましたが、ここDavisの体感時間は、のどかな雰囲気に似合わずものすごく早いです。boring、boredなんて言ってられません。なぜなら、授業のおかげで暇な時間をほとんど作ることが出来ないからです。

UC Schoolsは、BerkeleyMercedをのぞき、Quarter制を採用しています。一学期は十週間から構成され、その間に二つのMid Term ExamとFinal Examが盛り込まれています。1コース4単位の授業は、週4時間近くの講義(もしくはディスカッション)で成り立っています。学生ビザを保つのに必要な単位数が、12なので通常3コース取ることが一般的です(*例外もありますので、後ほどの記事を乞うご期待)。

ここで、授業の雰囲気を説明します。 私が、受けている科目の一つはFinancial Accounting、いわゆる会計の基礎で内容は簿記そのものです。授業は、300人教室で行われる週二回のレクチャー (1h30min×2)とTAが20人程度に教授する週一のディスカッションクラス(50min)に分けられます。


 授業に5分でも遅れると座る席がない


学生も誰一人、居眠りしている者はおらず真剣に講義を聴いています。また、大教室といっても講義自体がインタラクティブゆえに、かなりの数の学生が教授に質問を飛ばします。教授は"Yes,sir, maam." といったおちゃめな言い回しを使い、どんどん学生の質問に答えていきます。

学習スピードはとてつもなくはやく、1 Quarterで500頁ほどの教科書を仕上げます。よって、予習を怠ったならばすぐに授業に置いてきぼりにされてしまいます。特に英語の苦手な留学生にとって、これは頭の痛い問題です。

リーディング力にもよりますが、私の場合1コースの予習に2~3時間かかるので、空き時間の80%が教科書の読み込みに費やされます。また、講義自体のListening理解が30%にも及ばない私は、レクチャーをiPhoneで録音し、食事の際など手空きなときに何回もきいています。それでも、分からないところは全く分からないので、結局リーディングしたほうが効率がよいということに気づかされます。
そんなこんなで、なんとかここまでは遅れずに着いてきてますが、いつ脱落するか分かりません。2週目にして4チャプター目というおそろしいスピードです。Community Collegeに通っていた友人の話によると、コミュカレでは2週目で1チャプターが終わる程度だというのだから、この早さはネイティブでも驚異的だそうです。そして、はやくも来週に中間テストが開かれます。どうなることやら・・・。

 
今回履修中の授業は、米国らしくなく、ディスカッションの時間に討論が無かったので、その他のディスカッションクラスはどうなっているのか分かりません。来期にレポートするので、楽しみにしておいてください。

2010年10月4日月曜日

インターナショナルハウス


日曜日の夕方(PM5:00-6:30)は、毎週 International-House(I-House)で英会話のクラスが開かれています。写真の様にボランティアの先生が白板の前に座り、各国から集まった生徒の話を聞いて、さまざまな使える英語の表現を伝授してくれます。


I-Houseは、メンバー登録に$20かかるはずなのですが、払わなくても問題ないそうです。先生もボランティアで、何の見返りも得ずにただで指導に当たるというのは、感銘を受けます。

ここから、余談です。
クラスの後は、友人と食事に行くのが慣例になりつつあります。
少し奮発して、和食を食べました。Mikuniという米国の一部で展開するチェーン店に行き、照り焼きチキンとジャポニカ米を注文しました。税込みで$14でした。高い!


よい値段でしたが、分量は少なくクオリティもそれほど高くありませんでした。それでも、ハンバーガーやピザがこちらの主食なので、和食にトライできただけ満足でした。

その後、デザートを食べに別の店に移動し、その帰り際に赤い宇宙人に遭遇しました。珍しいので、写真におさめました。

 
アメリカそのものが、インターナショナルハウスだということに気づいた日曜日でした。

2010年10月3日日曜日

米国の大学はイベント満載(3)

昨日は、Japanese American Students Society(JASS)のBBQパーティに行って参りました。


 リクリエーションに昂じる学生たち

JASSは日系アメリカ人のコミュニティとして位置づけられているそうですが、日本の文化に興味がある学生なら誰でも歓迎だそうです。昨日のBBQでは、無料でサラダ、果物、お菓子、ハンバーガー、ピザ、リブステーキなどが配られました。

また、50人以上集結した学生の交流を促すため、スイカ割り、無料Tシャツをかけた鬼ごっこ的遊びなどが行われました。見知らぬ人たちが仲良くなるための仕組みが、いろいろなコミュニティにあることが分かりました。

2010年10月1日金曜日

新しく来た人のためのTODOリスト

UC Davisに日本から留学する人なら誰でも知っている素晴らしいブログがあります。


それが、このUC Davisサバイバル です。留学生に役立つ情報が満載です。著者とは直接お会いしたことはないのですが、親しみと敬意をこめて、新しく来た人のTODOリストを更新します。

【その前に】
後ほど詳しく書きますが、日本にいる間にこちらの滞在先を確保しておいた方が良いです。私は、何も準備せずオリエンテーション前日にこちらに来ましたが、大変な目に遭いました。ということで、この記事は家なき子が、携帯電話を購入し、住所を確保し、銀行の口座を開設するまでを中心に書きます。


【準備物】
  • キャッシュ(100ドル程度でOK)
  • 海外で使えるクレジットカード (キャッシング機能付きがbetter)
  • Union BankやCiti Bankのキャッシュカード
  • iPhoneなどのスマートフォン
  •  ラップトップ(スマートフォンが無ければ必須)
最悪、太文字の二つがあれば何とかなります。


【幕開け】
  1. SFOから、BARTとAMTRAKを乗り継いで、Davisに到着。おそらく、夕方頃になると思われます。事前に予約したホテルに向かいます。時間があれば、ダウンタウンのAT&Tで携帯電話を購入します。約$50で、本体と$25のプリペイドサービスが手に入ります。

  2. 滞在先のホテルのカウンターで、Wi-Fiのパスワードを聞き出し、インターネットに繋ぎ家族に連絡します。Skypeアウト1,500円分を事前に購入しておくことを強くお勧めします。友人がカリフォルニアにいれば、Skypeで電話します。

  3. 翌日から本格的に部屋探し開始です。ホテルの一室か図書館で、インターネットに繋ぎCraigslistUloopFace Bookの掲示板を利用して、ルームメイト募集を行っている人たちに片っ端から連絡します。"Is your room still available?""When can I move in"みたいに片言英語でよいので、情報を聞き出します。英語に不慣れだと細部まで聞き取れませんが、気にせず、時間と住所と電話番号を入手すればOKです。そのほか、部屋探しに関してEducation Abroad Centerのスタッフが助けてくれるので、3rdストリートとAストリートの交差点に行ってみましょう。上記をそつなくこなして、運が良ければ、次の日には滞在先を確保できます。部屋の契約時には、DS-2019などの公的な書類が必要なので忘れずに持って行きましょう。

  4. 部屋探しと同時に、自転車を探す必要があります。ダウンタウンで$300支払って買っても良いのですが、高すぎて馬鹿らしいのでCraigslistで探しましょう。$100~$200で購入できます。私は、$25で中古屋で3日目くらいに購入しました。このThrift Storeは掘り出し物があるので、時間があれば是非行ってみてください。

  5. もし、ここで家具付きの部屋(furnished)が見つからなかった場合、Walmartに行く必要があります。これは、友人の車に頼るしかないので、ベッドがついている部屋を見つけることをおすすめします。ちなみに私は、友人に手伝ってもらいwalmartでベッドや机、椅子、その他の日常用品を$300くらいで一気に購入しました。Walmart安すぎます。

  6. 部屋が見つかれば、スーツケースをごろごろ転がして、滞在先に向かいます。その後、銀行に向かいます。住所が確保できたので、Bank of Americaで口座を作ります。20分もあればすぐに口座は開設できます。

  7. 銀行で口座を作り、Davidカードを作ったら家族に連絡し、日本からすぐさま送金手続きをとります。2日程度かかるそうなので、はやめに行いましょう。

  8. 銀行に着金されれば、アマゾンで様々なモノを購入できます。ここで、ベッドや椅子を購入するのも有りでしょう。

  9. 最後に、プリペイド携帯からHanaCellなどを利用して、契約プランを変更しましょう。
こんな程度でしょうか。

【その他 】
Student IDはEAP生は事前に発行されているはずなので、問題ありません。学生証(Aggie Card)はオリエンテーション後にMU二階でもらえます。パスポートを忘れずに持って行ってください。それと、SISSでチェックインを行う必要があるので、パスポートやDS-2019などを忘れずに持って行き、はやめに登録を済ませましょう。最後にMy UCDavisにログインして、住所の更新をしましょう。加えて、外務省に在留届をオンラインから提出しましょう。

以上です。3年経ってもやるべきことはそれほど変わりませんね。あ、EAP生はお馴染みのBudget Cutの影響でESLのテストを受けられませんので、心配する必要はありません。

        米国の大学はイベント満載(2)

        前回の続きです。

        UCDには、Memorial Union、通称MUというキャンパスの中心施設があって、その周りはいつも何かしらの団体でごった返しています。

        Fraternities&SororitiesやChristian Fellowships、そのほかのクラブの立て看がいたるところで見られます。


        Freshmenの多くが親元を離れて独り暮らしをするため、この時期は特に新歓的なイベントが多いのだと思われます。

        先日、私もChristian Fellowshipsの一つであるacts2fellowshipの講演会に行って参りました。たまたま、Science Lectureの前を通りかかったとき、数百人がひしめきあっているのを見ました。話を伺ってみると、講演を聴くとただでご飯が食べられるとのことでしたので、Lectureホールの中にはいりました。



        スキット、化学の教授(UCバークレー卒業)の「ポップカルチャーから見るキリスト教」の話、ロックバンド演奏などが約90分あり、その後ぞろぞろと外を移動し、芝生の競技場に行きました。そこで、数百人に無料でハンバーガーやチキンライスなどが配られました。

        その後、親睦を深めるためのスポーツがあったのですが、リーディング課題のため帰宅しました。

        このようなChristian FellowshipはUCDだけで10以上あり、宗教コミュニティの強さをひしひしと感じました。大学の施設を借りて、宗教活動が行えるというのは、日本にはない特徴ですね。

        米国の大学はイベント満載(1)

        はやくも10月に突入です。筑波大学はもうすぐ、学園祭ですね。

        今回は、UCDのイベントについて紹介したいと思います。

        先日9/24に開かれたThe BUZZに行って参りました。UCDで一番大きなイベントらしく、めでたく入学した新入生を温かく迎えるためにあるそうです。



        無料でT-Shirtを配っていたり、遊園地にあるジャンプマシンが建設されてたり、たった一晩のためにこれだけ大がかりに準備するのかと感心しました。
        こんなモノまで、無料で配っているあたりが米国っぽい

         The Buzzはとても大きなイベントですが、 小さなイベントは毎日のように開かれています。「お前らいつ勉強してるんだよ」というレベルで毎晩hanging outしています。どうやら、こちらの大学には学生を引き込む様々なクラブが存在しているみたいです。

        次へ

        2010年9月23日木曜日

        授業開始

        本日から授業が開始されました。

        大教室でElementary to Accountingのイントロダクションを受けました。

        今まで、多くの人が経験してきたように、私も教授のいっていることがほとんど理解できませんでした。ものすごく焦って、その後図書館に9時までこもってリーディングをしていました。それでも、遅々として進まず、焦りに焦っています。

        日本にいる時から、もっと英文に慣れておくべきだったと後悔するのでした。

        教室がある建物でかい!

        所感はここまでにして、こちらの教科書事情を書きます。

        日本と異なり、米国の学生は非常によく勉強します(たぶん・・・)。なんたって、1クオーターに数千頁の教科書を読まされますから・・・。ネイティブでもこの量をこなすは大変な事でしょう。まあ、彼らの中にも、読まずに適当にやってるのもいるみたいですけどね。本気で勉強すると、college lifeなんて味わえないから、それはそれでいいと思います。

        こちらの大学は、社会科学系は特に、リーディングに最大の重みを置いています。授業はテキスト理解の補助という位置づけです。よって、授業数は、多く取っても日本に比べて3分の1程度しかありません。

        それで、テキストに権威があるのか、値段がハンパないことになっています。

        本日購入した会計学の本は、一冊で170ドルもしました。そら、万引きする奴もでてくるわな。教科書泥棒が多いので、本屋ではセキュリティが厳重にしかれています。

        よって、米国留学する人は授業料だけでなく教科書代も1年で1000ドル近くかかるということを頭に入れておいた方がいいでしょう。