2010年10月24日日曜日

ベイエリアから

昨日は、AmtrakとBartを乗り継いでベイエリアに政治的なにおいをかぎに行って参りました。往復で50ドルも交通費取られました。つくば―東京の比ではありません。

まず、最初に向かったのは2009年の正月にBART Policeに殺害されたOscar Grantの不当裁判に対してのProtest場面でした(Shooting of Oscar Grant)。この抗議活動は、オークランド19th street, City Hall前で行われました。

報道陣も詰めかけていました

雨の中にも関わらず150人ほどの観衆がレイシズムを非難するスピーチに歓声をあげていました。かのキングが活躍した時代のBlack Panther Partyの勇士が、スピーチしていたのには感動しました。にしても、オレイトするの、ものすごく上手です。

その後、近くのとある結社のオフィスに呼ばれました。Spartacistという40年前に死に絶えたはずのトロツキズム思想を根底とする団体でした。



そのオフィスで長々と中国のCommunistとNationalistの歴史を聞かされました。なんというか、40年前の日本の大学で行われていたマルクス勉強会に参加した気分でわくわくしました

それにしても、日本版の印刷物の文調がシーラカンスそのものですね。
「-彼らの子どもを学校に通わせるお金すらないのである!」 
「労働する者こそが社会を支配しなければならない!」
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さて、この秘密結社を出て、政治活動の中心地Berkeleyに行くことにしました。

 Bay Area Rapid Transit

 オークランドからバークレーまで電車で10分。すぐに着きました。革命書店(Revolutional Book Store)に向かいました。途中でCal生に会って政治的な話をしました。ただ、何を言っているのかさっぱり分からなかったので、内容は割愛。

バークレーで行われる革命週間のビラを店主から渡されました。来週から、Revolutional Weekだそうで、ぜひバークレーに来てくれとのことでした。特に火曜日のBPのオイル事件の話に来いと発破をかけられました。

さて、友人が書を手に入れた後、雨で体が冷えたのとおなかが減ったので、近くの韓国料理の店に入りました。


 友人は、農学を専攻するChinese-Americanで、政治的な話に非常に詳しく、日本のオウム真理教まで知っていたのには驚きました。やたら本を読んでいるみたいです。

食後は、多くの敬愛する方が通われたUC Berkeleyのキャンパス内にのり込みました。

幻想的な雰囲気のクロックタワー


バークレーは思い入れのある大学です。憧憬するバークレーの存在がなかったらいまのUCD生活はなかったことでしょう。米国の大学で勉強するとは、周囲の世界と深く関わっていくことなんだ。そういう気分にさせてくれる環境がここにはありました。自分たちの人生は自分たちで決める。夕刻を告げる鐘を聞きながら、Let there be lightの意味を考えました。

ベイエリアは今日も市民の自立を望んでいるようです。

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