2010年10月6日水曜日

米国の授業について

米国に来て三週間が経過しました。大学に入学して海外ライフを満喫している私は、オーストラリア、フィリピン、ニュージーランド、台湾、マレーシアとあわせて三ヶ月以上生活してきましたが、ここDavisの体感時間は、のどかな雰囲気に似合わずものすごく早いです。boring、boredなんて言ってられません。なぜなら、授業のおかげで暇な時間をほとんど作ることが出来ないからです。

UC Schoolsは、BerkeleyMercedをのぞき、Quarter制を採用しています。一学期は十週間から構成され、その間に二つのMid Term ExamとFinal Examが盛り込まれています。1コース4単位の授業は、週4時間近くの講義(もしくはディスカッション)で成り立っています。学生ビザを保つのに必要な単位数が、12なので通常3コース取ることが一般的です(*例外もありますので、後ほどの記事を乞うご期待)。

ここで、授業の雰囲気を説明します。 私が、受けている科目の一つはFinancial Accounting、いわゆる会計の基礎で内容は簿記そのものです。授業は、300人教室で行われる週二回のレクチャー (1h30min×2)とTAが20人程度に教授する週一のディスカッションクラス(50min)に分けられます。


 授業に5分でも遅れると座る席がない


学生も誰一人、居眠りしている者はおらず真剣に講義を聴いています。また、大教室といっても講義自体がインタラクティブゆえに、かなりの数の学生が教授に質問を飛ばします。教授は"Yes,sir, maam." といったおちゃめな言い回しを使い、どんどん学生の質問に答えていきます。

学習スピードはとてつもなくはやく、1 Quarterで500頁ほどの教科書を仕上げます。よって、予習を怠ったならばすぐに授業に置いてきぼりにされてしまいます。特に英語の苦手な留学生にとって、これは頭の痛い問題です。

リーディング力にもよりますが、私の場合1コースの予習に2~3時間かかるので、空き時間の80%が教科書の読み込みに費やされます。また、講義自体のListening理解が30%にも及ばない私は、レクチャーをiPhoneで録音し、食事の際など手空きなときに何回もきいています。それでも、分からないところは全く分からないので、結局リーディングしたほうが効率がよいということに気づかされます。
そんなこんなで、なんとかここまでは遅れずに着いてきてますが、いつ脱落するか分かりません。2週目にして4チャプター目というおそろしいスピードです。Community Collegeに通っていた友人の話によると、コミュカレでは2週目で1チャプターが終わる程度だというのだから、この早さはネイティブでも驚異的だそうです。そして、はやくも来週に中間テストが開かれます。どうなることやら・・・。

 
今回履修中の授業は、米国らしくなく、ディスカッションの時間に討論が無かったので、その他のディスカッションクラスはどうなっているのか分かりません。来期にレポートするので、楽しみにしておいてください。

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