バタバタしているうちに、カリフォルニア大学の学生として過ごすことができる残り期間が、遂に3週間を切りました。留学生の日常を書くことを約束していた本ブログですが、この半年は生活上発生した問題にぶち当たっていたため多忙極まりなく、冬学期以降は具体的な事がほとんど書けずに終わってしまいました。申し訳ないです…。
そこで、東北大からUCDに派遣されている友人の記事を紹介しておきます。成績優秀者に選ばれたり、インターンプログラムに参加したり、模擬国連のサークルに参加したり、交換留学生が取るべき最良のアクションが書かれており、とても参考になります。
Baton blog - Tohoku Exchange 2010-2011
UCDへ来学する方は連絡をとってみるといいと思います。親身になってアドバイスしてくれると思います。
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さて、今回から連続で、交換留学プログラムの価値とその使い方を書こうと思います。
ほとんどの交換留学生が無意識だと思いますが、私たちが参加しているEAP(留学プログラム)は、財政的に非常に価値があります。実際に数字で表してみると一目瞭然です。
もし日本人が奨学金の取得無しにUCに留学した場合、年間(9ヶ月)授業料は36,000ドル*近くに登ります。その他諸々の費用を含めた場合、53,000ドルにも及びます(参考1)。この数値は生活費が他のキャンパスに比べ安いUCDのものですが、もしUCLAになると60,000ドル程度必要です(参考2)。ここで注意しなくてはいけないことは、長期休みの特別講義が”無料”で受講できる日本の大学と異なる事です。米国は夏休みに開かれるサマーセッション(3カ月)を受ける場合、更に5,000ドルから10,000ドル追加で授業料がかかります。
EAP生になれば、少なくともこの36,000ドルは支払う必要はありません。加えて、UCに留学する多くの学生は奨学金を取れるので、日本の大学で勉学に励んで生活するのと同程度、もしくはそれ以下の支出で留学する事が可能になります(筑波のEAP枠が3分の1に激減したのも頷ける)。また、サマーセッションを受講せずともインターン先が決まっていれば、アカデミックトレーニングという名目で、無料でJ-1 Visaの延長が可能(EAP生は最大9ヶ月延長可)です。こういう裏の情報は全然出回っていませんね。
続く
* 5月のUC Regentsの会議によると来年度に更に32%の授業料増加もあり得るとのことです。州知事であるJerry Brownの増税案が通貨しない場合、UCシステムの予算削減が5億ドルに上るそうです。これからEAP枠もどんどん削減されていくと思われます。Budget Cutの情報からは目が離せません。
(参考)
UC Regents discuss possible 32 percent tuition increase
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